私は長い間、「今はまだタイミングが悪い」と考えていました。もう少し余裕ができたら始めよう。環境が整ったら動こう。自信がついたら挑戦しよう。そうやって“完璧なタイミング”を待ち続けていました。
一見、慎重で計画的な判断のように見えます。しかし実際には、不安から目をそらすための理由でした。失敗する可能性がある今よりも、「いつか」のほうが安全に感じていただけでした。
【体験談】
ある目標を心の中で温め続けていました。やりたい気持ちはあるのに、「今は忙しい」「もう少し準備が必要」と理由を並べて動きませんでした。
数か月後、ふと気づきました。状況はほとんど変わっていませんでした。忙しさも不安も、完全にゼロになる日は来ていませんでした。
そのとき、「タイミングを待つ」というより、「怖さをやり過ごしているだけ」だと気づきました。
【失敗談】
一番の失敗は、「最適な条件が揃えばうまくいく」と思い込んでいたことです。しかし実際は、条件が完璧に揃うことはほとんどありません。
また、「準備不足のまま始めるのは無責任だ」と考えていましたが、準備を理由に無期限で動かないほうが問題でした。
その結果、経験できたはずの成長機会を自ら遠ざけていました。
【改善したこと】
この状態を変えるために、「今できる最小の一歩」を探しました。大きな決断ではなく、小さな行動から始めることにしました。
また、「不安がある状態で始めていい」と自分に許可を出しました。自信がついてから動くのではなく、動くから自信が育つと考え直しました。
さらに、「今日やらない理由」を紙に書き出してみました。書いてみると、多くが曖昧な不安であることが分かりました。
【結果】
小さく動き始めると、状況は少しずつ変わりました。完璧ではない状態でも、前進は可能でした。
途中で修正する場面もありましたが、それも含めて経験になりました。待っているだけでは得られなかった学びが増えていきました。
何より、「タイミングは作るもの」という感覚を持てたことが大きな変化でした。
【まとめ】
止まっていた原因は、環境ではありませんでした。「完璧なタイミングを待つ」という考えが、本当の原因でした。
今は、「今できることから始める」を基準にしています。条件が揃うのを待つより、動きながら整えるほうが早い。そう実感しています。