「できる人になってから挑戦しよう」と思っていた話!

私は長い間、「もっとできる人になってから挑戦しよう」と考えていました。今の自分ではまだ足りない。知識も経験も実績も、十分とは言えない。そう思うたびに、行動を先送りにしていました。
一見すると向上心のようですが、実際には「今の自分を認められていない状態」でもありました。成長してから始めるという考え方は、聞こえは良いものの、いつまでも“準備中の自分”でいる言い訳にもなっていました。
【体験談】
あるとき、大きなチャンスが目の前にありました。周囲からは「やってみればいい」と言われましたが、私は即答できませんでした。
頭の中には、「まだ経験が足りない」「もっと実力をつけてからのほうがいい」という声がありました。今の状態で挑戦して失敗したら、「やっぱり足りなかった」と証明されてしまう気がしたのです。
結局、その機会は見送りました。その瞬間は安心しましたが、時間が経つにつれて「本当に足りなかったのだろうか」という疑問が残りました。
【失敗談】
一番の失敗は、「できるようになってからやる」という順番を信じていたことです。本来は、挑戦するからできるようになるはずでした。
また、「今の自分では価値がない」と無意識に決めつけていたことも問題でした。成長途中の自分を否定し、完成形だけを求めていました。
その結果、実力を伸ばす機会そのものを減らしていました。経験が増えないために、いつまでも「まだ足りない」と感じ続ける状態に陥っていました。
【改善したこと】
この状態を変えるために、「できないからこそ挑戦する」と考え直しました。未熟であることを、止まる理由ではなく動く理由に変えました。
最初は怖さがありました。準備不足だと感じる場面もありました。それでも、「完璧な状態は来ない」と受け入れ、小さな挑戦から始めました。
挑戦してみると、足りない部分が具体的に見えるようになりました。それは想像の不安よりも、はるかに現実的で対処可能なものでした。
【結果】
行動を始めてから、「できる人」は先に存在するものではなく、後から形づくられるものだと気づきました。
失敗することもありましたが、それ以上に「経験」が増えました。経験が増えることで、自然とできることも増えていきました。
何より、「今の自分でも挑戦していい」と思えたことが大きな変化でした。その感覚が、次の一歩を軽くしてくれました。
【まとめ】
動けなかった原因は、能力不足そのものではありませんでした。「できる人になってから」という条件を自分に課していたことが、本当の原因でした。
今は、「挑戦するからできるようになる」と考えています。未完成な自分を受け入れたとき、行動は止まらなくなります。成長は準備の先ではなく、挑戦の中にあると実感しています。