「ちゃんとしていない自分」を許せず苦しくなっていた話!

気づけば、常に自分に対して厳しい目を向けていました。少しでも予定通りに進まなかったり、思ったような行動ができなかったりすると、「自分はだらしない」「もっとちゃんとしなきゃ」と責める癖がついていたのです。周囲から何か言われたわけではありません。それでも、頭の中では常にダメ出しの声が鳴っていました。
「ちゃんとしている人」でいなければならない。その思い込みは、安心感をくれるどころか、常に緊張を生み出していました。うまくできた日よりも、少し崩れた日のほうが強く記憶に残り、自分の評価はどんどん下がっていきました。
【体験談】
当時の私は、一日の終わりに必ず反省をしていました。できたことよりも、できなかったことを思い出し、「今日はここがダメだった」「あれも中途半端だった」と頭の中で振り返っていました。振り返りのつもりが、いつの間にか自己否定の時間になっていたのです。
体調が優れない日や気分が乗らない日でも、「それでもやるべきだ」と無理をしました。休むことに罪悪感があり、ペースを落とすことが許せませんでした。その結果、疲れが抜けない状態が続き、何をしても気持ちが晴れなくなっていきました。
【失敗談】
一番の失敗は、「ちゃんとしていない=価値が下がる」と思い込んでいたことです。完璧でなければ意味がない、きちんとできなければ認められない。そんな極端な基準を、自分にだけ課していました。
さらに、その基準を疑わなかったことも問題でした。なぜそこまで厳しくしているのか、誰のための「ちゃんと」なのかを考えず、ただ守ろうとしていました。その結果、行動するたびにプレッシャーを感じ、失敗を恐れて動けなくなる場面も増えていきました。
【改善したこと】
この状態を変えるために、最初は「自分に甘くしよう」としましたが、うまくいきませんでした。甘くする=怠ける、という感覚が抜けず、余計に自己嫌悪が強くなったのです。
そこで考え方を変えました。
・「ちゃんと」の基準を書き出す
・誰の視点なのかを確認する
・最低限で終わらせる日を作る
特に効果があったのは、「今日は最低限でいい」と決める日を作ったことです。最初は落ち着きませんでしたが、実際にやってみると、何か大きな問題が起きるわけではありませんでした。その事実が、少しずつ思い込みを緩めてくれました。
【結果】
次第に、自分への見方が変わってきました。完璧でなくても、その日の状態に合わせて動けていれば十分だと思えるようになったのです。できなかったことよりも、できたことに目を向ける余裕が生まれました。
また、気持ちの波を否定しなくなりました。調子がいい日もあれば、そうでない日もある。その前提を受け入れられるようになり、以前よりも行動へのハードルが下がりました。結果として、続けられることが増えていきました。
【まとめ】
苦しくなっていた原因は、怠けていたからではありませんでした。失敗を通して学んだのは、「ちゃんと」という言葉が、自分を縛る鎖になることがあるということです。
基準を緩め、自分の状態に合わせて選択する。その考え方を持てたことで、日々の負担は大きく減りました。ちゃんとしていなくても、前に進める。その実感が、今の自分を支えています。